子育てパパのつぶやき ー耳鼻科医、経営者、家電好きー

3人の子育てをする耳鼻科医パパの手記

耳鼻科医がいない? -耳鼻科医が当直をする大変さ-

耳鼻科医は大勢いる。

けれど東京都内に耳鼻科医は自分一人しかいないのでは?と思わされることがある。

都内には多くの大学病院があり、耳鼻科が当直をしているはずであるが、これが機能していない。

f:id:sakuoto:20190217084230j:plain

救急車が搬送される際には消防センターなどと救急隊が連絡を取り合い、搬送先の病院を選定します。

色々な理由をつけては救急外来を閉じてしまう病院が多い

というのが、現在の状況です。悲しいことです。

実際に私が目にしたケースでは、「研究忙しいし、今日は当直だけど救急外来閉じちゃおう♪」という女医さん。

初めて聞いたときは耳を疑いました。

 

私の場合、現在の勤務先で当直をすると、最悪の場合、

東京都 半分の耳鼻科患者が送られてくる事になる

わけです。

 

分かりますか?これ、一回受けると、消防センターやら救急隊で話が共有され、

「〇〇病院の当直、今日は耳鼻科だぞーー!!」

と、すごい勢いで患者が押し寄せ始めるのです。

なんと恐ろしい。寝れない当直が幕を開けるわけです。

 

当直をしている耳鼻科の先生方にお願いしたい。

一日一人でもいいから、患者を診てください。

気軽に救急外来を閉じてしまう先生。よく考えてください。

その軽率な行為が、他の病院の先生に迷惑をかけているという事を。


医師ランキング

ブログランキング・にほんブログ村へにほんブログ村