インフルエンザの猛威は収束へ!?インフルエンザA、ゾフルーザ、タミフルなど
インフルエンザ患者の推移
先週の火曜日は外来患者の半分がインフルエンザAという世界を制服せんばかりの勢いだったが、今週火曜日の外来患者はインフル疑いで「検査しときましょう!」が空振り続き。
【盛者必衰】(『平家物語』でおなじみの言葉である。 この世は無常であり、勢いの盛んな者もついには衰え滅びるということ。)というやつですね。
集計結果でも先週まで爆発的に増えているのが確認できます。
見掛け倒しの救世主?
インフルエンザ治療薬としてその名を急速に広げ始めた新薬のゾフルーザ。
この利点は「一度内服すればそれで終わり!」という便利さである。
しかしである。
www.iza.ne.jp 耐性ウィルスの出現である。報告によっては使用患者の23%に耐性ウィルスが出現したとのこと。私のバイト先の院長も当初は「ゾフルーザが良いから、出してね!」と言っていた。が、今週には「ゾフルーザ危ないからね。出さないようにしてね!」と。
うーん素晴らしい手のひら返しである。
社会人として世の中の流れに逆らわないようにする身の振り方は、処世術として非常に大事ではあるが、時に人望を失う事になる良いお手本である。
タミフルが心強い
これはあくまでも一人の医師としての意見であるが、やはりタミフルが心強い。2016年より1歳未満の乳幼児への投与が可能となり、外来でも現在大活躍である。
medical.nikkeibp.co.jp 我が家も5人家族であるが、子供3人のうち、一番下の子が先日インフルエンザAを保育園でもらってきた。(滝汗)
もう大急ぎでタミフルを家族全員分予防投与で準備し、「忘れずに飲めぇぇ!!」という嫁の指示のおかげで、娘以外がインフルエンザに罹らなくて済むという奇跡体験をした。
ワクチン接種は?
するに越したことはないでしょう。た・だ・し!この案件、今はあまり突っ込んで書きません。なんで?という方は「ワクチン 拒否」などで検索すると見えてくるものがあると思います。
検査はどこでやっても同じ?
これが実は違います。一般的なものより高感度で検出できる機械があります。しかも患者さんの負担は一緒です。
富士ドライケム IMMUNO AG1(イムノ AG1) | 富士フイルム
受診するクリニックに聞いてみると良いかもしれません。
一般的な話をすると、インフルエンザに罹患して発熱しますよね?実は発熱後24時間以内は検査をしても陰性になってしまう事が多いとされています。もちろん24時間以内でも陽性にでることはありますが…。なので、陰性の結果であっても「24時間経ったらまた来てね〜」と言われていまうことも(;´Д`A ```
何はともあれ皆さん感染防御をしっかりしてください ガンバレ(┌゚д゚)┌ ヨッ